ブレオマイシン局所注射
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ブレオマイシンとは
主にがん治療に用いられる抗腫瘍性抗生物質です。少量をウイルス性イボに直接注射することで、ウイルスを持った細胞を破壊し、治療効果を発揮します。本邦ではウイルス性イボには保険が適用されませんが、ほかの治療法で効果が見られなかった方におすすめです。
治療の流れ
- イボの角層が厚い場合は注射が難しくなるため、表面をある程度削ります。
- 痛みをやわらげるため、注射で局所麻酔をします。
- 準備した薬液0.05~0.1mlを、細い注射針を用いて投与します。
- 月に1回の割合で、症状が軽快するまで2〜3回を目安に行います。
ご注意
- 痛みの強い治療です。
- 注射部位に潰瘍・瘢痕(傷あと)を生じることがあります。
- 爪周囲のウイルス性イボに施行した場合は爪の変形を生じることがあります。