帯状疱疹ワクチン
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帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが原因となる、中年以降の方に多い病気です。症状が重いと入院治療が必要となることがあり、神経痛が長期間残ることもあります。
以前は帯状疱疹を予防する方法がありませんでしたが、2016年に「50歳以上の方に対する帯状疱疹の予防」を目的とした水痘ワクチン接種が承認され、2018年に不活化ワクチンであるシングリックスが承認されています。なおシングリックスについては2023年6月に接種対象者が「帯状疱疹の発症リスクが高いと考えられる18歳以上」に拡大されています。
ワクチンの比較
乾燥弱毒生 水痘ワクチン「ビケン」 | シングリックス筋注用 | |
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種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 | 2回 |
帯状疱疹の 発症抑制効果 | 51.3% | 50歳以上:97.2% 70歳以上:89.8% |
効果の持続 | 8年ほどで減弱 | 10年以上 |
料金 | 7,700円(税込) | 44,000円(税込、2回分) |
ご注意
- 発熱している方は接種できません。
- 水痘ワクチンは免疫機能が低下するご病気の方や、免疫抑制作用を持つ薬剤を内服・注射している方は接種できません。